- 買い物で失敗したくない
- モノを捨ててスッキリしたい
- 商業的な宣伝じゃなくて、リアルなユーザーの声が聞きたい
こんな方に向けて。
自分で言うのもなんだが、私はミニマリストの部類に入るほうだ。自分ではあまり自覚はないけど、家に訪れる友人や家族によく言われる。
だけど、以前はモノが床に散乱するほどだった。片付けるのが苦手で、整理整頓は無理。だから、「とりあえずそのへんに置いておく」が積み重なり、部屋の中は雑然としていた。
しかし、居心地の悪さを感じたのをいきっかけにモノを整理(取捨選択)するようになり、今では自分のモノであれば「何を、どこに、いくつ、なぜ持っているのか」を説明できるほどに。
こんな私が2023年に(ガチで)買ってよかったモノを紹介する。反対に、「これは微妙だったから捨てた!」モノもご紹介する。
一部買った商品にアフィリエイトリンクを貼り付けるが、決して商業的な宣伝はないのでご安心くださいませ。あくまで参考程度にリンクを掲載するだけだ。もちろん買わなくていい。
「買い物に失敗したくない!」「モノが少ない人のモノを選ぶ基準が知りたい!」「消費者の本音を聞きたい!」という方の参考になれば嬉しい。
2023年に買ってよかったモノ
一覧はこちら。
- IKEA「KNUTBO クヌートボー・シーリングスポットライト」
- 無印良品「壁に付けられる家具・フック」
- 無印良品「壁に付けられる家具・鏡」
- コロンビア「オレルジャケット」
- Panasonic「コーヒーメーカーNC-A56」
順番に説明していく。
IKEA「SKURUP スクルプシーリングトラック」
ひとつめは部屋の照明だ。
2023年の2月頃に、IKEAの「SKURUP スクルプシーリングトラック」を購入した。
ふつうの照明が眩しかった
では、なぜ、シーリングライトを買い替えたか。一言でいえば眩しかったからだ。
かつて我が家で使用した照明は、たぶん多くの家庭にある丸くて平べったい照明だ。
僕は真っ白な照明が苦手で、我が家では夜間はオレンジ色して照度を下げていた。が、それでも「明るいな…」と感じるほどだった。
そんなある日、なにかのきっかけで「陰翳礼讃(いんえいれいさん)」という言葉(正確には、谷崎潤一郎の本)に出会い、西洋・東洋の光の文化の違いに惹かれていった。
「陰翳礼讃」をカンタンに説明すると、
かつて日本に存在した光と影を大切にするという奥ゆかしい生活習慣のこと。
で、要するに下記の画像だ。
たしかに「光」と「影」があり、奥行きがあるように感じる。思い返せば、日本の伝統的な家やお店、お寺や神社などは「光」と「影」が混在している。そうか、あの居心地のよさとワクワクは「陰影」のおかげだったのね。
で、もっと詳しく言うと、
「西洋の文化では部屋の隅々まで明るくし、陰翳を消すことに執着したのに対し、日本ではむしろ陰翳を認め、それを利用することで芸術を作り上げてきた西洋の文化では部屋の隅々まで明るくし、陰翳を消すことに執着したのに対し、日本ではむしろ陰翳を認め、それを利用することで芸術を作り上げてきた」
という日本の文化のことだ。
無印とIKEAで迷った
調べてみると「スポットライトがいい!」ということが判明し、さっそく商品を選別していった。
シンプルなデザインが好みだったので、余計な装飾がないスッキリしたデザインのものをリストアップした結果、最終的に無印良品の「システムライト」とIKEAの「SKURUP スクルプシーリングトラック」が候補に。
値段の関係で、IKEAの「SKURUP スクルプシーリングトラック」を購入することにした(同じ機能とデザインなら安いほうがいいと判断)。
- 無印良品の「システムライト」:8,890円
- IKEAの「SKURUP スクルプシーリングトラック」:3,990円
我が家でも陰影を取り入れてみた!
実際の写真がこちら。
わかりづらいかもだが、写真右下のアンパンマンにスポットがあたっている
まるで部屋がホテルのように様変わりし、心地の良い空間へと生まれ変わりました。
なお、我が家のリビングは13畳。スポットライトの数は3つでも充分な感じです。
ただ日中の日が差さない時間帯は暗く感じるから注意が必要だ。家の日当たりなども考慮して4つのモノを選択するのもありかなという気もする。
無印良品「壁に付けられる家具・フック」
次は、無印のフック。
我が家は賃貸物件であり、収納スペースに限りがある。しかし、なるべく収納グッズを買わずにスッキリとした空間をキープしたい。
この相反する要望に応えるのが無印良品の「壁に付けられる家具・フック」。SNSでもバズっている定番のアイテムだ。
賃貸でも壁にピンをしてOK
「賃貸だけど壁に穴あけていいんですか」と思うかもなので、調べた。
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」によれば、
賃貸人の負担となるの「壁等の画鋲、ピン等の穴(下地ボードの張替えは不要な程度のもの)」
国土交通省「原状回復をめぐるトラブルとガイドライン」
とあり、画鋲やピンなど「穴」は原則的には貸主の負担になる(特約があれば話は別)
で、無印良品の「壁に付けられる家具・フック」はピンで止めるタイプのものなので問題なしだ。それでも心配な方は購入前に契約書を確認したり、管理会社に確認しておくといいと思う。
100均のフックは短い
100均一でも似たようなフックはある。実際、我が家でも100均のフックを使っている。が、重大な問題がひとつあった。それがフック部分の短さだ。
100均一のフックは短く、子どものバッグや幼稚園のランドセルが掛けられない。これじゃ何のためにフックを買ったのかわからない。
mujiのフックは長い
しかし、無印のフックは長いからリュックや水筒なんかも余裕で掛けることができる。
公式サイト によれば、耐荷重は2kgまでとある。上着やリュックくらいなら十分耐えられる仕様になっている。
色はウォールナット、オーク、ライトグレーの3色展開なので、自宅の雰囲気に合わせたチョイスが可能だ。
無印良品「壁に付けられる家具・鏡」
続いては、同じく壁に付けられる家具シリーズの「鏡」。
前述のとおり、我が家は賃貸物件であり、その間取りは1LDK(50㎡)
この間取り・空間に姿見を置くと、圧迫感がかなりのもの。しかし、家を出る前にちょちょっと全身のスタイルを確認したい…。
またしても相反する要望に応えてくれるアイテム、それが「壁に付けられる家具・鏡」だ。
フックと同じく、ピンで固定するタイプです
何が素晴らしいかと言えば、名前のとおりですが「壁に付けられる」ところ。姿見となればサイズ・重量ともに大きくなりがちで、立て掛けるタイプが一般的かと思うが、こちらは違う。
なんと、壁にピンで固定できる仕様になっている。
もちろん、ピンで固定なので、賃貸でも問題なし(一応確認してください)
立て掛けるための「脚」がないので、スッキリする。まるで備え付けであるかのようだ。
玄関の姿見がない問題が解決!
このアイテムで解決できるのは玄関の姿見問題だ。
一戸建てやマンションはともかく、賃貸住宅で玄関に姿見が備わっている物件は少ないだろう。スペースにも限りがある。
我が家も「姿見は諦めだね〜」とか言っていたが、無印の「壁に付けられる家具・鏡」が長年の問題を解決してくれた。
まったくスペースを取ることなく、スマート。8,000円ほどするが、金額に見合う満足だ。
コロンビア「オレルジャケット」
続いては、コロンビアの「オレルジャケット」。
軽くて、温度調節できるアウターが欲しかった
冬のアウターの定番といえばダウンジャケット。私も5年くらい着用しているダウンジャケットを持っており、寒い冬は必須のアイテムだ。しかし、
- ちょっと重い
- 室内では、ちょっと暑い
- タイヤマンみたいになるのがダサい
のが気になっていた。そこで、私が目をつけたのが3wayジャケット。
インナーとアウターが2層になっていて取り外しが可能で3通りの着方が可能。3wayのメリットは、
- 季節・温度に応じて調整できる
- 部屋着としても活用できる
- タイヤマンみたいにならない
だ。
で、いくつかのブランドで探した結果、シンプルでブランドのロゴの主張が少ないコロンビアのオレルジャケットを購入した。
3通りの着方が可能の他にも、
- インナーがコンパクトになり、リュックに仕舞える
- 防風・防水に対応していて、真冬でも凌げる
- 家庭の洗濯機で洗濯ができる
など、多数の長所がある。
とくにダウンジャケットの場合は、家庭の洗濯機では洗濯できなかったのでクリーニングに出していた。が、これがけっこうの手間で。お金もかかるし。
この点、コロンビアのオレルジャケットは家の洗濯機で洗濯ができるので、シーズン中にも汚れが気になったタイミングで洗うことができる。
店員さんは「この1着で流氷やオーロラも見に行けます」と豪語していたけど、氷点下5度の日に着てみたがさすがに寒かった。
でも、ダウンジャケットに引けを取らない保温力はあるので、これ言っちゃっくで日本の冬であれば問題なく過ごせるのかなと思った。
Panasonic「コーヒーメーカーNC-A56」
最後は、Panasonicの「コーヒーメーカーNC-A56」。実をいうと、先代のモノが壊れたので買い直しました。なので、今回は2回目の購入です。
また、最新モデルは「NC-A57」ですが、先代モデルでも機能的に十分使えるので「NC-A56」にしました。
ちなみに、今回はメルカリで購入した。意外と使用頻度が低く、ほぼ新品のモノが出品されていたりするので狙い目だ。僕が購入したマシンはほぼ新品であり、むしろ以前に使っていたマシンよりもピカピカだった。
Amazonの中古品は当たり外れがあるから、中古品購入はメルカリを推奨する。
毎朝ボタンひとつで、コーヒーが飲める
このマシンを購入してから朝が変わりました。
- 起きる
- マシンをセットしてボタンを押す
- 5分後にカフェのコーヒーが出来上がる
こんな感じです。
もちろん、コーヒーを挽いたり、お湯を沸かしたり、ドリップしたりと、コーヒーを淹れるプロセスそのものを楽しみたい人には味気ないかもしれません。
が、わたしはめんどくさがりの上、朝は時間がない。セットしてワンクリックでコーヒーが出来上がるので、忙しい朝でもコーヒーを飲むことができます。
まるで、カフェのようなコーヒー
さらに凄いのが「味」です。「本格的なコーヒー!」に及びませんが、さながらカフェのコーヒーです。
体感として、スタバのコーヒーよりも美味しい。やはり、淹れたてのコーヒーは別格ですね。
また、自宅に招待した知り合いや家族によく言われるんですが、「チェーンのコーヒーみたいだね」と。「またコーヒーを飲みに行きたい」とも言われるくらいです。
このマシンを導入してからインスタントコーヒーが飲めなくなりました笑
お手入れが、ラク。
極めつけは、お手入れがカンタンな点です。
- 洗い物は、容器とフタのみ
- マシン内の豆カスは、自動洗浄
- たまに、フィルターを水洗い
と、メンドウな豆カスの洗浄が自動です。お手入れがメンドウでコーヒーを諦めてしまった方も、こちらのマシンだったら続けられると思う。
なお、動画でもレビューしたので時間がある方はみてほしい。
2023年に捨てたモノ
反対に、2023年に処分したモノをご紹介します。
2023年に見切りをつけたモノは下記です。
- ソファ
- トースター
- 衣装ケース
いずれも捨てた後、今のところ不自由なく生活できており、「なくても問題ないな」と思えています。
ソファ
ふんわり座り心地のいいソファで寝転ぶのは、至福のひとときです。わたしも仕事で疲れた日の夜はソファでゴロゴロするのが大好きでした。
子どもが生まれて状況が変わる
ところが、子どもの誕生とともに子ども関係のグッズ(おもちゃやおむつなど)が増加。加えて、息子はソファによじ登って飛び降りる遊びを考案しました。
すると、ソファが「癒やしのアイテム」から「部屋を圧迫するアイテム」・「危険なアイテム」へと変貌する事態に…。
妻と話し合った結果、「危険を取り除き、リビングを広々使おう」となり、ソファを廃棄することになりました。
ホコリやダニの温床
リビングを圧迫する・子どもが飛び降りる以外にもデメリットがあり、それはホコリやダニの温床に鳴る点です。
ソファは面積が大きい上に、洗濯機で洗うことができません。こまめにダニ除けスプレーをふりかけていましたが、それでも限界があります。衛生的にも微妙かなと思いました。
トースター
次に廃棄したのはトースターです。
我が家での使い方は、パンを焼いたり、お餅を焼いたりと、かなり限定的でした。にも関わらず、なにげに場所を取り、存在感がある。
その上に、我が家ではPanasonicのビストロを購入し、トースターでできることはビストロでもできるようになりました。よって、次第に使用頻度が落ちたので、思い切って処分。
まったく問題なく生活できています。
衣装ケース
衣装ケースも必要分を除いて、大半を処分しました。
人は面白いもので、箱があると埋めたくなる生き物みたいです。
- 広い家に住む ⇒ すべての部屋に家具を置く
- 大きい冷蔵庫を買う ⇒ 食材をパンパンにする
- たくさん収納ケース持つ ⇒ 大量の服を買い揃えていれる
すべて実話というか、私の体験談です。実体験です。たぶん多くの方にも当てはまるんじゃないかな〜
衣装ケースにおいて何が問題かというと「覚えられないほどの多くの服を、なぜか持っている」状態になること。その結果、部屋が圧迫され、謎の居心地の悪さの一因にもなりえる。
そこで、私は服を処分すると同時に、いや、それ以前に衣装ケースのほうを先に処分しました。すると、
- 昔:衣装ケース分だけ服が増殖
- 今:クローゼットのハンガーラックに掛けられる分だけ服を持つ
になりました。つまり、先にいれる「箱」を決めてしまうわけです。
この効果は絶大で、自分が持てる服の上限数が勝手に決まるので、服を買う前に服を捨てることを意識せざるを得なくなります。
また、副産物として
- お金が貯まる
- クローゼットがすべてお気に入りの服になる
- 部屋とクローゼットがスッキリする
のような効果もありました。
最後に
以上、2023年に買ってよかったモノと捨ててよかったモノでした。
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