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子育てと在宅ワークはツラいか?【元主夫が解説】

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  • 今、小さい子どもを育てるパパママ
  • 通勤がツラいから、在宅ワークができる会社に就職(転職)したい
  • 子育てと在宅ワークって実際どうなの?

こういった疑問について。

この1月から完全リモートワーク可能なIT企業に就職し、晴れて?専業主夫を卒業した。現在はほぼ毎日家で仕事をしている。

と同時に、幼稚園に通う3歳の息子の送迎やイベントへの参加、急な病院対応なども担っている。

こういった生活が2ヶ月ほど経ち慣れてきたので、子育てと在宅ワークの相性について振り返っていく。

在宅ワークと子育ては、相性抜群です。

結論から言うと、在宅ワークと子育てはツラくない。

いや、十分すぎるほどの恩恵がある。

在宅ワークは、コントロールできる領域が多い

自宅にいると、コントロールできる領域が多い。

  • 服装
  • 化粧
  • トイレに行く
  • 昼寝、休憩のタイミング
  • 部屋の温度・湿度
  • 照明の明るさ
  • 音楽をかける
  • アロマを焚く
  • 住む場所
  • 働く場所

想像通りだと思うが、自由度は高い。

住む場所の自由はスゴい

個人的には、住む場所が限定されない破壊力はスゴい

  • 出社:会社から1時間以内の場所
  • リモート:自分が住みたい場所

完全出社だと、会社近くに住まざるを得えない。じゃないと時間が足りないからだ。だが、職住接近には犠牲を伴う。

家賃が高かったり、日当たりが悪かったり、部屋が狭かったり、駅チカで騒音がひどかったり、保育園の激戦区だったりと、子育てに適した場所を選ぶのが難しい

仕事に適した環境と、子育てに適した環境は相容れないのだろう。仕事がコスパを求めるのに対して、子育ては広さや安全性、自然の多さなどを求めるからだ。

出社だと、コントロールできる範囲が狭い

一方、出社だと、コントロール領域が狭まる。

  • 服装
  • 電車を乗る時間
  • 住む場所
  • 働く場所
  • 休憩をとるタイミングや場所
  • 電話の着信
  • 他の人から話しかけられる

自由度が低い分、子育てとの相性は控えめに言っても最悪だ。

完全出社だと、自由時間がない

時短勤務なしの出社の場合、生活の余裕はない。

通勤に片道1時間、週5日・8時間(9〜18時)の仕事を仮定してみた。

  • 6:30 起床・準備
  • 7:00 子ども起こす・朝ご飯
  • 7:45 保育園に送る
  • 9:00〜18:00 仕事 
  • 18:30 保育園に迎えに行く
  • 19:00 帰宅・夕飯
  • 20:00 お風呂・寝かしつけ
  • 23:00 就寝

通勤に片道1時間だとキツキツだ。平日の「余暇」はゼロと思って差し支えない。

出社と子育てを両立するには

「出社と子育ての共生はムリか?」と絶望したので、現実的な解決策を考えてみた。

  • 福利厚生がいい会社で働く
  • 会社近くに居所を構える
  • フルタイム労働を諦める
  • パートナーの会社の福利厚生にタダ乗りする

4つ目の選択肢はやや皮肉気味だ。とはいえ、現実的にはこういった戦略を取らざるを得ないのも事実でもある。出社と子育ての共生は何かの犠牲の上に成り立つ。特にフルタイム出社だとその犠牲はさらに大きくなる。

一瞬だけ余談だが、僕はワンオペ育児の環境で育った。当時小学生だったが父親とすれ違う毎日がイヤだった。

当然、家庭の余裕はない。父と一緒に夕ご飯を食べた記憶もあまりない。ただただ、寂しかった。子どもにも親にも毒だなと、経験として感じている。ダメ、絶対。

出社は、刺激に敏感マンにツラい

「出社=指定された場所で働く」を個人的に喩えるなら、サバンナにいるような気分だ。
というのも、僕は内向的な人間であって、小さい刺激に敏感だからだ。

急に話しかけられたり、電話がなったり、予定外の打ち合わせが入ったりするのが苦手だ。

でも、今はリモートワークになったので、出社時よりも刺激は激減した。働く環境って大事だ。置かれた場所で咲けないなら、置かれた場所を変えるしかない。

子どもの気分は、その日その日で変わる

子育てして思ったのは、子どもは気まぐれだということだ。

昨日までは「幼稚園に行きたい〜!!!!」と言っていたのに、朝起きると「幼稚園行きたくない…」と駄々をこねることもある。というか日常だ。

子育てを経験された方は経験されてるはずだけど、

  • 朝起きない
  • 朝ご飯を食べない
  • 服を着替えたがらない
  • 幼稚園に行き渋る
  • めちゃくちゃ機嫌が悪い
  • 家を出る前に突然おもちゃで遊びはじめる

などなど。

子どもの気分はその日・その時になってみないと分からない。

出社だと決まった時間に決まった場所に出勤しなくてはならないので、これがキツい。子どもに強くあたってしまいがちだ。

子どもは、すぐに体調を崩す

これもあるあるで、子どもは信じられないほどよく体調を崩す。

大人になると忘れるが、子どもはすぐに体調を崩す。かつて自分も自分の親にお世話になったんだなぁと実感した。感謝。

さて、我が子の場合だと、幼稚園に入園してから1年で20回くらいは呼ばれた(白目)

出社だとすぐに迎えに行くのは難しい。すぐ迎えに行きたくても上司が捕まらないとか、周囲に気を使ったりとか、会社と家が遠かったりとか、電車がすぐ来ないとか。

でも、リモートワークだと急病でもすぐ対応できる。なんなら15分くらいで迎えに行ける。

親・子ども・幼稚園(保育園)それぞれに恩恵があるなと、感じている毎日。

在宅ワークには課題もある【生活と仕事の区別が曖昧になる】

「リモート万歳!」で終えたいところだが、デメリットというか課題も感じた。光もあれば闇もある。

心が休まらない

出社だと会社の外を飛び出した瞬間の開放感がある。

出社の場合は、生活と仕事の区別がハッキリしている。PCを持ち帰ったりしない限り、家で仕事をすることはないと思う。

一方、リモートだと、仕事から開放された感はない。だから、常に仕事のことが頭の片隅にある。というか、手のひらにある。

PCやスマホがあれば、極端な話いつでもどこでも仕事ができてしまうからだ。メリットもある反面、デメリットに感じる瞬間もあるなと感じた(スマホは外のポストに置くようにしている←)

風邪を引いても休みづらい

また、リモートだと体調不良で休みづらい。

  • 出社:通勤ツラい…ゲホゲホ…風邪を移しちゃダメだから休もう
  • リモート:家だし働けるかぁ。働こう。

こうなりがちだ。

僕も最近40度近い熱を出したけど、できそうなタスクがあったので仕事した(さすがに会議などは欠席させていただいた)

一応先輩にも聞いてみたら「インフルエンザでも仕事したことありました…!」と。さすがに他の人に言ったら休ませてもらったそうだが、周囲に気を使いすぎてしまう方は特に休みづらい雰囲気がある。だって働けちゃうから。

自分が風邪を引いた以外もそう。

たとえば、子どもやパートナーが風邪を引いてしまった時。特に子どもの体調不良時はキツい。

思いがけないデメリットだった。

とはいえ、あまりにも業務に支障が生じる場合は、上司に相談すればいいと思う。このあたりの塩梅は模索中だ。

ちょっとしたことが聞きづらい

対面で仕事をしていれば、些細な疑問をとなりの人に聞くことができる。

  • メールのCCに誰をいれる?
  • データの保存先はどこ?
  • 先方の連絡先は?

こういった疑問が湧いたら、近くの人に話しかけて聞けばいい。数十秒で解決する案件だ。

ところが、リモートだと問題解決まで時間がかかる。

些細な疑問が湧いたら、

  • 予定を確認する
  • チャットツールを開く
  • 文字を打ち込む
  • 返信を待つ

のようなステップになるからだ。

モノによっては見たほうが早いときもある。対面だったらパソコンや資料を持っていって聞けば解決だが、リモートだとビデオ通話をして画面共有する必要がある。

画面共有はひとつのパソコン画面しか見られないからやや不便だ。

業務に慣れてくればリモートは快適だろうけど、不慣れなうちは非効率さを感じざるを得ない。

早く業務を覚えて戦力になりたい。

上司や先輩の仕事ぶりを観察することができない

「ちょっとしたことが聞きづらい」に関連して、他の人の働く様子を見れないのも地味にツラい。なぜか。真似ができないからだ。

武道や芸事などでよく使う言葉に「守破離」がある。

  • :支援のもとに作業を遂行できる  =観察して真似る
  • :作業を分析し改善・改良できる  =成功・失敗の原因を分析して改善する
  • :新たな知識(技術)を開発できる =教わった方法以外の方法を編み出す
ウィキペディア:守破離 ※「=」以下は私が追記

個人的にも何か新しい技能を身につける際、大いに参考にして取り入れている。

出社だと他の人の働き方が見えるから「上司への報告はこのタイミングでするんだ〜」とか「先輩コーダーのパソコンとマウスは〇〇を使ってるんだ〜」とかを見て盗むことができる。

しかし、リモートだとそれがまったくできない。

チャットツール上でのやり取りは見えるけど、どんなトーンで、どんな表情で、どういうタイミングで、上司に報告しているかがわからない。

解決策として、先輩のパソコン画面を録画して見たり、業務中は常にビデオ通話をしたりするなどがあるかなと思った。要検討だった(←先輩職員にお願いしている)

総じて満足

後半ではデメリットも記したが、総じてみると在宅ワークと子育ての相性は抜群だ。これは断言できる。本当に素晴らしい。

一方で在宅ワークとの相性が悪いのは「子育て」ではなくて「社内の教育面」だ。
こちらは、お手本となる先輩の職員の働く姿が見えない分、仕事を真似して覚えるのにハードルがある。

喩えるなら、寿司職人の見習いが目隠しして仕事をするようなものだ。見習いは職人の技を見て盗むのが仕事だろう。でも、目隠しされているので盗むのが難しい。

とはいえ、こちらは解決策があるので、上司や先輩に相談すればいいかなと思う。

場合によっては、仕事を覚えるまでは出社もやむを得ないかなとも思っている(先輩が出社してくれないと意味ないが…)入社後しばらくの間は家庭内のことにリソースを割けなくなるが、パートナーに相談だ。

入社をさせていただき、給料をもらって働かせてもらっているなら、それくらいの覚悟と姿勢は必要かなと。

以上、在宅ワークと子育てを1ヶ月ちょっとやってみて感じた所感だ。

この先、在宅ワークができる職場への就職(転職)を考えている方の参考になれば嬉しい。

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この記事を書いた人

内向型会社員の日常(33歳)|2児の父(4歳・0歳)|区役所⇒市役所⇒主夫・レンコン農家⇒Web制作・マーケ会社|自分の心に忠実に。日常を快適に楽しく過ごす|モノ少なめ、お金少なめ|内向的な人の働き方やライフスタイル、日々の気付きなど|静かな人向けの働き方を発信

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