【リモートワークって最高!?】在宅で1年間働いて感じるメリット・デメリット

アフィリエイト広告を含みます。実際に使用した商品・サービスのみを紹介しています。

毎日の通勤がしんどい⋯フルリモの会社に転職しようかな

もうすぐでフルリモートのWeb制作会社に就職して1年が経過しようとしている。

エブリデイ在宅ワークをして2024年を過ごしてきた。出社したのは初日とクライアント訪問の前に立ち寄った日と2回だけだ。それ以外は家か近所のカフェで仕事をした。

在宅ワークをして1年が経過し、在宅ワークの「かなり最高!」というところと「微妙だわ⋯」というところが見えてきた。

「在宅ワーク最高!」とやたらリモワを大絶賛している情報が多いように、僕の目には見える。しかし、世間のトレンド的には出社への揺り戻しが起きている。

そこで、在宅ワーク歴1年の僕が感じた在宅ワークのいい点・微妙な点を記す。

在宅ワークのメリット5つ

まずは在宅ワークのメリットから。

  • 通勤のストレスから開放
  • 過度に身なりを整える必要がない
  • 横になって昼寝できる
  • 作業に集中できる
  • 子ども通院対応も可能に

通勤のストレスから開放

真っ先に思い浮かぶのは「通勤ストレスからの開放」だ。

すし詰め状態の電車に乗るのは苦痛以外の何者でもない。夏も嫌だが、僕は冬も嫌いだった。満員電車の中は暑いからだ。真冬なのに汗だくになり、電車を降りた後は寒い…みたいなことが頻発した。

イギリスの公共放送機関であるBBC(日本でいう「NHK」)の報道によると、通勤ラッシュのストレスは臨戦態勢の兵士が感じるストレスよりも大きいだとか…。

BBCが11月30日に報じたところによると、この調査では、臨戦態勢の戦闘機のパイロットや機動隊の隊員よりも、会社に通勤する人の方が強いストレスを感じるとの結果が出たという。

〜中略〜

「機動隊員や戦闘機のパイロットは、目前の出来事によって引き起こされるストレスに対して何らかの対応がとれる。一方で、特に電車を使って通勤するサラリーマンは何の対策も打てない。両者の違いはそこにある」

出典:CNET Japan

通勤のストレスは、「逃げ場のないコントロール不可のストレスだから」とのことだ。たしかにそのとおりである。

ところが、在宅ワークでは出社する必要はなく、通勤ラッシュの電車に乗る機会がないので、満員電車ストレスからは開放される。

出社するだけ、帰宅するだけで疲弊していたあの頃の自分はなんだったんだ⋯となる。

自転車通勤もストレスだった話

僕は満員電車が嫌すぎて、自転車で通える職場に転職したことがある。

満員電車のストレスから開放されて嬉しかったが、自転車通勤もストレスを感じるようになった。

過度に身なりを整える必要がない

身なりを「過度に」整える必要もなくなる。

出社の場合は服装を整え、髪をセットし、持ち物にも気を配り、ちゃんとした靴を履いて出かけると思うが、在宅ワークの場合はそこまで力を入れる必要はない

Web会議のときも、基本的に上半身しか映らないし、自分も相手もオフライン時と比べ服装や髪型、肌質もそこまで気にしないので安心だ。PCの内蔵カメラの画質はせいぜい1080px程度なので、多少ひげ剃りが甘くても視認できない。女性ならメイクの質を落としてもいいだろう。

究極を言えば、裸で仕事をすることだってできる。

ただ、僕の場合は身なりを整える。なぜなら、仕事のスイッチが入らないからだ。あまりにも家モードだと仕事モードに切り替わらないから、電車に乗っても大丈夫くらいの身なりにはする。

横になって昼寝できる

在宅ワークだと昼休みに布団で眠れる。

出社の場合は、指定された休憩スペースで周りの人を気にしながら休憩を取ると思うが、在宅ワークの場合は自分の好きな場所で自由に時間を使うことができる。

会社によっては休憩スペースが充実していて、布団と枕が用意されているところもあるようだが、逆に休憩スペースすらない職場だってあるはずだ。

それに周囲の目も気になる。休憩中だからといって、家でくつろぐような格好は憚れるだろう。僕はムリだった。

その点、在宅ワークは人の目を気にする必要なく、自分の好きなように過ごせるので十分に休むことができ、午後の仕事が捗るようになった気がする。

作業に集中できる

在宅ワークは作業に集中できる。

出社の場合は、指定された場所で指定された机とイスで作業するので、自分好みの環境にカスタマイズすることが難しい。また、電話のコール音や周囲の人の話し声などの「音」が騒がしく、集中が途絶えがちだ。

あとは、いきなり話しかけられることも日常茶飯事だ。作業に没頭しかけたタイミングで話しかけられるとイライラしていたのは僕だけだろうか

在宅ワークの場合は、自分の好きな場所で落ち着いた環境の中、ハンドドリップで淹れた自分好みのコーヒーを飲みながら仕事をすることができる。アロマディフューザーを焚いてもいい。

子ども通院対応も可能に

在宅ワークのメリット5つ目は、子どもの通院にも同行できる点だ。

小児科病院は午後5時30分くらいで受付終了のところが多いが、出社しているとまず間に合わない。ところが、在宅ワークの場合、通勤時間がゼロのため退勤後に病院に滑り込むことが可能である。

小さい子どもってすぐ熱を出すし風邪だってしょっちゅうひくから、子どもが体調を崩したその日に病院に駆け込めるのは本当にありがたい。

在宅ワークのデメリット

続いては在宅ワークのデメリットを書く。

  1. 運動不足になる
  2. ちょっとした悩みを聞けない
  3. 肩と首が鬼凝る
  4. 休みづらい

運動不足になる

出社の場合は通勤=運動になり、ほどよい距離であればほどよい運動になる。ほどよい運動は疲労感もそこまでないし、むしろほどよい疲労感があったほうがパフォーマンスにポジティブな影響がある。

気のせいかと思っていたけど、ちゃんと根拠があった。アメリカのハーバード大学医学部の准教授であるジョン・レティさん著書「脳を鍛えるには運動しかない!」によれば、運動習慣のある子どもは、運動習慣のない子どもよりも成績がよかったという。

学習と記憶の能力は、祖先たちが食料を見つけるときに頼った運動機能とともに進化したので、脳にしてみれば、体が動かないのであれば、学習する必要はないのだ。

運動は単に筋肉や心肺機能を向上させるだけなく、学習や記憶といった脳細胞の向上にも役立つという。

しかし、在宅ワークの場合は、運動する場面がない。しかも、全然ない。せいぜいゴミ出しで外に出るか、家の中をうろうろする程度で、まとまった時間外で運動するシーンがほとんどないのだ。

運動不足に引き起こされる問題は、

  • 太る
  • 筋力が低下する
  • 頭が冴えない
  • 鬱っぽくなる

があり、体力的な問題だけなく、記憶や気持ちの面の問題も生じるから厄介だ。ホモ・サピエンスは運動することで気分を高揚させたり、記憶を定着させたりしてきたのだ。筋力upはその結果でしかない。

在宅ワーカーは自主的に運動するように心がけるべきだが、寒い。ツラい。どうしよ⋯。

ちょっとした悩みを聞けない

次のデメリットは、ちょっとした悩みが聞けない点である。

出社の場合「あのすいません、今お時間いいですか?ココなんですけど、、、」といった具合で、隣の職員に聞くことができる。Excelでいい感じに表を作る方法とかパソコンの設定とか、自分で調べてもいいけどどう検索していいかわからないことは人に聞いたほうが早かったりするし、コミュケーションが発生することで信頼関係の醸成にもつながるだろう。

ところが在宅ワークの場合は、基本的に「あの〜ちょっとすいません」ができない。技術的にできないわけではないが、気が引けるのだ。Zoomを接続するのがめんどくさい。

もちろん、業務で困ったことがあれば在宅ワークであれ、聞くことはできる。質問はチャットでもいいが、テキストで伝えづらい内容ならオンラインで会話してもいい。

ただ、Zoomでの会話は仕事の話に限定され、基本的には無雑談だ。「今日は寒いですね〜。」「夏休みはどこいったんですか?」といった雑談は憚れるから基本しない(僕だけか)

肩と首が鬼凝る

続いてのデメリットは、肩と首が鬼凝る、だ。

前述の「運動不足に陥る」に関連するが、在宅ワークの場合、PC画面を凝視する時間が業務の99%を占める。その結果、首と肩が鬼凝る事態が発生するのだ。

そこで僕は

  • いいイスを買う
  • 外部モニターを買う
  • モニターの高さを目線に合わせる
  • パソコンの高さを目線に合わせる
  • 1時間おきにストレッチする
  • お風呂あがりにストレッチする
  • ピップエレキバンを貼る
  • 首と肩を温める

といった対策を講じてきた。が、それでも首と肩が鬼凝った状態が続いている。PC作業を前提とした在宅ワークは、人間の身体に合っていないようだ。まさに焼け石に水である。

首肩こりのことで別の社員に相談したことがあるが、その方は首と肩が凝りすぎて痛みが消えたとのこと。その代償として両手を背中で組むことができなくなったとか⋯。

そうはなりたくないから、僕は今週からお風呂あがりのストレッチを強化する方針だ。大丈夫だろうか⋯。

まとめ:ハイブリットがいいかも

インターネットとデバイスの進化によって在宅ワークが可能になった現代。その恩恵として、

  • 満員電車からの開放
  • 静かな環境での作業
  • 服装の自由
  • 時間のゆとり

を得ることができた。素晴らしい。

が、話はそう単純ではなく、在宅ワークによって失ったものや損なわれたものもある。それが、

  • 運動不足に陥る
  • ちょっとしたことが相談しづらい
  • 首と肩のこり
  • 休みづらい

といったものだ。

つまり、トレードオフなのだ。何かを得れば、同時に何かを失うのである。

だから、僕の結論としては「出社とリモートワークはハイブリットがいい」となる。なんだよ、結局面白くない結論だなと思うかもしれないが、フルリモートという特殊な環境で1年間仕事してきた僕の実感である。「極端」を経験することで、極端はよくないと感じたのだ。

今はフルリモートが許可されている会社だけど、今後は定期的に出社することも検討したい。もしくは、あえてリモートワークを週2〜3回などと制限している会社への転職も選択肢の1つに考えていこうと思う。

この記事が気に入ったら
フォローしてね!

この記事を書いた人

内向型会社員の日常(33歳)|2児の父(4歳・0歳)|区役所⇒市役所⇒主夫・レンコン農家⇒Web制作・マーケ会社|自分の心に忠実に。日常を快適に楽しく過ごす|モノ少なめ、お金少なめ|内向的な人の働き方やライフスタイル、日々の気付きなど|静かな人向けの働き方を発信

コメント

コメントする

CAPTCHA