ホントは掃除したいけど、その気力と体力がない。
ロボット掃除機ってどうなの…?!?!
こんな方向け。
我が家は、2021年にロボット掃除機を購入した。
最初は「掃除をロボットに任せて大丈夫なの?」と、信:10%、疑:90%くらいに疑っていたが、今や我が家にはなくてはならない家電となっている。
当時購入したのはAnkerのG30というエントリーモデルだったが、先月戸建て住宅に引っ越したのを契機にもう一台追加で購入した。
今回追加で買ったのは上位モデルのX8Proだ。そして結論から言えば、今回も大満足だった。
Ankerを買うかどうかは別にしてもロボット掃除機の導入を推奨したい。とても強く。
そこで、ロボット掃除機を導入した感想を体験ベースで記す。ロボット掃除機自体の機能的な話もちろんだが、ロボット掃除機を導入してどう生活が変わったのかも解説する。ロボット掃除機の購入を検討されている方の参考になれば嬉しい。
- 朝(帰宅)が楽しみ
- 自由な時間が増える
- 床でゴロンとできる
- モノが多いと使えない
- お手入れが必要
- 完璧に掃除!とはいかない
購入した経緯
YouTubeを流し見にしていたときに偶然目に止まったのが「ロボット掃除機」だった。当時は2021年。コロナ禍で家でYouTubeを見るくらいしかやることがなかった。
冒頭で述べたとおり、ロボット掃除機に対する私の先入観は「本当にロボット掃除機で掃除ができるの?」だった。何事も疑いから入る私の悪い?癖だ。
しかし、ユーチューバーが絶賛している。「絶対に買うべき〇選」の上位に食い込んでいる。そこで、「まずは試しに」という比較的軽い気持ちで購入した。その後、いい意味で裏切られたのである。
控えめに言って最高だった。もっと早く買えばよかったと自分を責めるほどだった。
なぜなら、部屋から髪の毛が消えたのだ。食べかすも消えた。ホコリも消えた。
朝起きたら、チリ1つないホテルみたいな部屋が私を迎えてくれる。お掃除ロボットを買って大正解だった。
なぜ2台目を購入したか
2024年8月に賃貸から戸建てに引っ越し、2台目を購入。1台目は2階用に、2台目は1階用とした。
2階建てだと掃除が大変だ。さらに、50平米から103平米に広さがほぼ倍増し、2台目を追加した。というか、入居前に購入し、引っ越しの際に持っていって即起動した。
なぜAnkerにしたか
ロボット掃除機はたくさん種類がある。
- ルンバ
- Xiaomi
- パナソニック
- Anker etc…
もっとも知名度が高いのは「ルンバ」かもしれない。が、私は1台目も2台目もAnkerを選んだ。
なぜなら、
- サポートが充実している
- アプリの操作性がいい
- 吸引力が強い
と、私が重視する要素を満たしているからだ。グレードもたくさんあって、自分の用途に適した製品を選べるのも魅力だ。1台目は「G30」、2台目は「X8Pro」にした。
使い方紹介
使い方は下記の手順で、デバイスの操作に慣れている人ならサクッとできる。
- 専用アプリをダウンロード
- マップを作る
- 予約する
- 掃除開始
今すぐ掃除したいなら、予約機能をすっ飛ばして、すぐに掃除しても大丈夫だ。私は定期的に掃除したいので、1週間の掃除スケジュールを作成して、自動で掃除するように設定している。これがすごく便利なやつなんだ。
よかった点
まず最初によかった点から。
吸引力が強い
上位モデルは下位モデルに比べて吸引力が段違いに強い。
1代目のG30が4000Paに対して、2代目のXProは4000Pa×2だ。単純に2倍の吸引力を誇る。左右にタービンが付いているから、吸引力が倍増したんだとか。
カーペットにからみ付いた髪の毛やペットの毛、ホコリなどもすべて吸い込む圧倒的な吸引力。
商品のパッケージには犬の写真が掲載されいる。暗に、毛の長い犬を飼ってても、これ一台あれば毛の掃除ができますよといっている。気がする。
複雑な間取りでも隈なく掃除できる
ロボット掃除機はセンサーの精度が低いと効果が半減する。この点、XProのセンサー精度は高い。ものすごく。
髪の毛が絡まない
ロボット掃除機あるあるなんだけど、フィルターに髪の毛が絡まってゴミが吸い取れないことがまま発生する。フィルターに絡まった髪の毛を除去するのも面倒だし、ホコリが舞ってしまい、気持ちの良い作業ではない。
しかし、XProはその心配が無用だ。毛がらみ除去システムを搭載していて、毛の絡みを自動で除去してくれる。このシステムによって、「マスクして、ベランダに出て、髪の毛を除去する」が消えた。
音が静か
音も静かだ。2つのタービンがついていて吸引力がアップしたからさぞかし煩いんだろうと身構えていたが、その懸念は杞憂に終わった。
むしろ下位モデルのG30よりも静音性に優れている。
我が家では早朝にタイマーをセッティングして掃除をしているが、「えっいつ掃除したの?」と気づかないレベルで静かだ。2階で寝ていて、1階で起動しているという条件ではあるが、それでも十分な静音性だ。快適すぎる。
掃除しないエリアを指定できる
ロボット掃除機もここまで来たかと思ったのは、なんと掃除しないエリアを指定できる機能が備わっていることだ。
たとえば、脱衣所。ここだけは自分で掃除したいというエリアは掃除しないエリアとして除外することが可能。
たとえば、日中在宅ワークをしていて、その部屋だけ外すことも可能だ。
掃除しないエリアを指定できるということは、掃除するエリアも指定できる。
たとえば、ペットが散歩に出かけたタイミングで、ペットのエリアだけを掃除することも可能だ。掃除が終わると、充電ステーションに帰っていく。現代の技術すごすぎ。
水拭きできる
最後にはなるが、上位モデルのXProは水拭きにも対応している。
水拭きのレベルは3段階あって、
- a
- a
- a
から好きな強度を床材や汚れ具合によって選択できる。我が家の例で言えば、床材は無垢材、範囲は20畳ほど。強度は〇〇にしている。
肝心の使用感だが、「まぁキレイになったか」というレベルで、さすがに人力で床拭きをしたほどキレイにはならない。ピカピカを保ちたい人には物足りないかもしれないが、ほどよくキレイを保ちたい人にはオススメできる。
水タンクに水を入れて、モップを設置すればあとは予約した時間に自動で水拭きを開始してくれるから、楽だ。「年1回の大掃除よりもこまめな掃除が大事」を痛感した。
気になる点
ココからは気になる点を挙げていく。
存在感がある
やはり上位グレードになって様々な機能が備わっている反面、本体は大きくなる。
部屋の隅にセッティングしているとはいえ、その存在感は否めない。我が家は16.5畳のリビングの角に設置しているが、目に留まる。
狭い部屋に導入するのは躊躇うほどだ。
水タンクの形状
衛生的な観点から、水タンクは水拭きの都度、中の水を抜いて完全に乾かしたい。そこまでキレイ好きな方ではないが、水回りはホットけない私。
だが、XProの水タンクはなかなかのくせ者だ。
写真を見てほしいが、水を抜く穴が一箇所しかない。やや中央にあるから、水を完全に抜き切ることが物理的に困難だ。
さらに、水タンク自体がカパッと開かないので、乾かす際は逆さまにするしかない。カパッとなってくれれば雑巾で拭けるのに…。どうしてこうなった。
ロボット掃除機を導入して変わったこと
不満点はあれど、全体的な評価は高い。なぜなら生活が一変したからだ。とくに「時間(=命)」が増えたのが大きい。
生活にゆとりができる
最大の恩恵は生活にゆとりが生まれたことだ。
掃除(掃き掃除限定)にかかっている時間が1日20分だとすれば、1週間で140分、1ヶ月で600分、1年で7300分を掃除に費やしていることになる。
しかし、ロボット掃除機を導入することで、1日20分の時間を別のことに費やすことが可能だ。
もちろん、掃除自体にやりがいや充実感を感じている人はロボット掃除機に頼らず、自分で掃除をしたほうがいいに決まってる。暮らしからやりがいをあえて除く必要はない。これまで通り掃除を継続してほしい。
だけど、もし掃除に対してそれほど熱意?がないなら…もしくは、掃除がキライだったとしたらロボット掃除機はオススメだ。1年で7300分の余裕が生まれるからだ。
汚れた部屋を見てげんなりすることが減った
ロボット掃除機を買う前は、ホコリや食べカスが落ちている部屋を見て、げんなりすることが多かった。こまめに掃除ができない自分に対する自己嫌悪さえ覚えた。
だが、ロボット掃除機導入後は一変した。
掃除する時間をスマホから予約しておけば、指定した時間に掃除が始まる。朝(帰宅)が楽しみになった。細かい掃除漏れはあれど、許容範囲だ。
子どもが部屋を汚してもイライラしなくなる。「ロボット掃除機が掃除してくれるからいいや」と思える。さすがにがっつりこぼしたりすれば自分で掃除するけど笑
あとは、疲れた日や体調が悪い日、旅行から帰ってきた日など、体力的・物理的に掃除ができない日があるだろう。でも、ロボット掃除機には無関係だ。充電さえできていれば掃除をしてくれる。本当に助かる。
結論:家政婦を雇うならロボット掃除機を買え
話は逸れるけど、生活の中で業務委託できるタスクは、家事だと思っている。なぜなら、家事は誰がやっても同じ結果が出せる業務だからだ。
- 掃除
- 洗濯
- 皿洗い
- 芝刈り
- ゴミ捨て
- お風呂掃除
- 花の水やり
- 庭の雑草取り
家事初心者でも、ある程度習熟すれば一般的なレベルに達するだろう。
反面、子育てはムリだ。子どもにとって、信頼のおける大人こそ安心感を覚え、自分をさらけ出し、甘えることができる。つまり、ここでいう「子育て」とは単に子どもの安全を守るだけにとどまらない。子どもの成長を見守り、時には叱り、ときには褒め、時にはともに泣き、子どもに寄り添うことだ。
信頼感が醸成されていない第三者に「子育て」を任せることはできないのだ。また、たとえ信頼している大人であっても、「今日はママ(パパ)がいい」と突っぱねることがある。子どもには「今ココ」が重要だからだ。
話が大きく脱線してしまった。
結局何が言いたいかと言えば、「家事は業務委託できるから、検討してみる価値がある」ということだ。
家事に費やしている時間を他の時間ー業務委託ができないタスク(たとえば育児)に当てることができる。
1年で7300分の時間を数万円で買えるのなら、前向きに検討していいと言えるだろう。
水拭き機能がないモデルでも十分
水拭きモデルは用途を選ぶと思った。そもそも水拭きまでしている人はいるのだろうか。あんまりいない気がする。
水拭き機能がないモデルでも十分キレイになるし、機械の値段も安い。たぶん壊れにくい。
しかも、現行のモデルは水タンクの形状がよろしくない。どうしても水拭きしたいなら、クイックルワイパーで代替可能だと思う。
副産物:床にモノを置かなくなり、部屋が片付く
ロボット掃除機の導入には、なるべく床に障害物を置かないことが肝要だ。床にモノがないほど、ロボット掃除機の機能を最大限活かすことができるからだ。
ウチはモノが多いからムリだ…
と、諦めるのは待ってほしい。そうではなく、ロボット掃除機を導入するからこそ、モノがなくなっていく。
モノが多いならなおさら部屋が片付くチャンスだ。
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